CMやシャンプー売り場でよく見かけるようになった『アミノ酸シャンプー』。

ただアミノ酸シャンプーといっても、その本当の効果について知らない方も多いのではないでしょうか?
アミノ酸は一般的にはプロテインとか豚肉とか、食べるとエネルギーになるものイメージがあると思いますが、なぜ洗い流すだけのシャンプーに使われていて、髪に良いと言われているのか。
この記事では、アミノ酸シャンプーがどんなものなのか?
またアミノ酸シャンプーが注目されている理由、アミノ酸シャンプーの選び方などをお話します。
実はその効果や使い方を知らないままに使っていると、効果を最大限に導くことができないこともあります。

アミノ酸のシャンプーってどんなシャンプー?
そもそもアミノ酸シャンプーの『アミノ酸』って何?という質問が多数あるかと思います。
とても注目されている成分ですが、まだ一般的には浸透していないのが現状です。
アミノ酸自体は、たんぱく質を構成する成分で、体を作っている成分としても知られています。
シャンプーでいうアミノ酸とは、アミノ酸由来の界面活性剤のことを言っており、髪の毛や頭皮の汚れを落とすためのものです。
(界面活性剤:洗剤でいう界面活性剤とは、水と脂を乳化させて、油や汚れを洗い流すためのもの。)
今このアミノ酸系のシャンプーがヘアケアの業界としてとても注目されていて、品質が高い商品を多く扱っている雑貨店のLOFTなどに行ってみると、アミノ酸シャンプーがとても豊富に取り揃えられています。

ただ汚れを落とすためだけのものであれば、安いシャンプーでも同じ効果はあるはず。
なぜアミノ酸シャンプーが注目されているのでしょうか。
アミノ酸由来の界面活性剤の特徴をお話します。
特徴①:洗浄力がマイルドで余分な皮脂を落とさない(フケ痒みの改善)
アミノ酸シャンプーの一番の特徴は洗浄力がマイルドなところ。
一般的なシャンプーは非常に洗浄力が強い洗浄成分を使用していて、頭皮の皮脂を必要以上に除去してしまいます。

適度に頭皮に残してあげるのがベストなんです。
フケや痒みの原因のほとんどは、シャンプーで頭皮を洗い過ぎていることで起こると言われています。

また髪の毛にも適度な脂分が残るので、髪の毛へのダメージ軽減とツヤを残し、保湿効果を与えてくれます。
正しく使うと、頭皮の皮脂分泌量も抑えられ、頭皮の正常化に繋がることもあります。
特徴②:皮膚に低刺激でかぶれ・炎症を予防改善
洗浄力がマイルドなことにプラスして、皮膚への刺激が少ないという特徴があり、この両者の効果のがセットであることがアミノ酸が注目されている理由です。

これは人工的に薬品合成して作られた界面活性剤が使われているものが多く、皮膚がガサガサになり、界面活性剤とは皮膚があれるもの!というイメージがあるためだと思います。
また洗浄力の強いシャンプーは、皮脂を落とし過ぎるので、皮膚に直接ダメージをくらい、かぶれ・炎症が悪化することがあります。
しかしアミノ酸系の界面活性剤は、動物の体の主成分とも同じ成分で、人の肌にもとても優しいと言われているんです。
洗浄力がマイルドで刺激も少ないアミノ酸シャンプーを正しく使うと、頭皮のかぶれや炎症を徐々に改善することができます。
アミノ酸系シャンプーは他のシャンプーとはどう違う?
界面活性剤には大きく分けてこの記事では3種類に分類します。
それぞれの特徴を一覧チャートにして比較してみました。
高級アルコール系 | アミノ酸系 | 石鹸系 | |
洗浄力 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
刺激性 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
価格 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
流通量 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
成分例 | ラウリル硫酸Na ラウレス硫酸Na | ココイルグルタミン酸Na ラウロイルサルコシンNa ココイルサルコシンNa ココイルグリシンNa 他多数 | オレイン酸Na ラウレス酢酸Na ヤシ油脂肪酸K |
その他 | 最も流通していて一般的な成分 低価格で洗浄力が高い 髪への負担がとても大きい さっぱり爽快な使用感
| 高価格で洗浄力が控えめ 洗い方には気を付ける必要あり しっとりした使用感 | 低価格で洗浄力が高い 酸性リンスが必要 髪への負担だとても大きい |
一般的に出回っている数百円のシャンプーのほとんどは『高級アルコール系』のカテゴリのシャンプーです。
これは洗浄力や刺激がトップクラスに強いので、皮脂の落とし過ぎや、フケ・かゆみの原因になることが多いです。
石鹸系のシャンプーについては、洗浄力・刺激がともに強く、アリカリ性が強いので、使用後に弱酸性にするためにリンスなどを使用する必要があります。
また、せっけん系は最近ではあまり店頭で見ることが無くなったので、間違えて買ってしまうこともおそらくほとんどない思います。
アミノ酸系はどちらかというと洗浄力は弱いです。
これは皮脂の落とし過ぎは防止できますが、皮脂量が多すぎたり、洗い方によっては皮脂が残りすぎることがあるので注意が必要です。

アミノ酸シャンプーの洗浄力の判断の仕方
表面上アミノ酸シャンプーとうたっていても、実はアミノ酸系の界面活性剤の配合量が少なく、実際は高級アルコール系のシャンプーと同じという商品があります。

アミノ酸シャンプーで頭皮環境の正常しても、フケや痒みが発生すると、抜け毛・薄毛にも繋がってしまいます。
なので、アミノ酸系シャンプーを選ぶ際は、その洗浄力が強すぎないか?を見極めることが重要です。
これには見分け方がのポイントがあるので、ご紹介しておきます。
価格を見てみる(安すぎる商品は疑え!)
アミノ酸系シャンプーは高価な商品がほどんどです。
内容量300mほどのサイズで1,000円以下の商品は『アミノ酸系』とうたっていても、高級アルコール系の界面活性剤がメインで使用されている可能性があるので、必ず成分表示を見ましょう。
特に無名のメーカーや、無名ブランドについては必ず成分表示の確認が必要と思ってください。
3,000円以上するようなシャンプーでも同様の類のものがあるかもしれないので、できれば全成分は忘れず怠らず確認することをオススメします。
成分表示を見てみよう(パッケージの『アミノ酸』に騙されるな!)
なので、成分表示を上位からみて、上位の界面活性剤に何が使用されているか確認してみましょう。
(また配合量が1%以下や着色料意外の成分は、使用料が多い順番に記載しなくても良いこととなっています。)

ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルサルコシンNa、ココイルサルコシンNa、ココイルグリシンNa、ラウリミノジプロピオン酸Na
ベタイン系
ラウラミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドベタイン

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naでも、成分の下位に書かれているのであれば、それほど気にするレベルではないこともあります。
実際は使ってみないとわからないことも
いろいろ説明を見ても、成分からどんなシャンプーかを判断することは難しいですよね。
なので、可能であればこれらを合わせて実施してみるとよいです。
- サンプル品・試供品がないか店員さんに聞いてみる
- 楽天やAmazonで商品の口コミ・レビュー・ランキングを見てみる
本当に良い商品は、1回分のサンプルのパウチの商品が販売されていたり、試供品が無料でお得に貰えるサービスがあることも。
まずは試供品がある商品を手あたり次第試してみて、自分に合ったアミノ酸シャンプーを見つけるというのも良いと思います。

ウーマシャンプーの場合は、サンプル品のみの提供はしていませんが、無料会員に登録して定期コースで注文されると、あなたに合わなかった場合、全額返金を保証対応があるコースもあります。
こういったシステムを活用して、あなたに合った商品をみつけましょう!
アミノ酸シャンプーはどんな人にオススメ?
最後にどんな人にアミノ酸シャンプーがオススメなのかをお話します。
アミノ酸シャンプーがオススメな人
アミノ酸シャンプーがオススメの人
- パサつき・ゴワつきがでるダメージヘアを改善したい方
- 髪に艶が欲しい方
- 乾燥肌の方
- 頭皮のフケや痒みに悩んでいる方
- 少し高価でも安心・安全なもの・機能性重視の方
- 洗髪に手間が増えてもきちんとヘアケアをしたい方
気を付けたいところは、洗浄力がマイルドなので、皮脂を落とす力も弱めということ。
予洗いにしっかりと時間をかけられない方には不向きかもしれません。
アミノ酸シャンプーがオススメできない人
アミノ酸シャンプをオススメできない人
- 脂性肌で予洗いが面倒と感じる方
- シャンプーに何千円も使えない!という方
- 多少頭皮が乾燥しても、しっかりと皮脂を落としたい方
しっかりと脂を落としたいという方も多いと思います。
髪が多少傷んでもいいとい方や、皮脂を落とし過ぎても頭皮に問題が起きないのであれば、洗浄力が強いものも間違いではないです。
体や健康に影響のない範囲で、満足度が高いシャンプーを選ぶのが良いと思います。
まとめ
アミノ酸シャンプーは、正しく使えば髪の質や頭皮環境をしっかりと健やかにすることができます。

興味があるのであれば、一度アミノ酸シャンプーを利用してみてはいかがでしょうか。
アミノ酸シャンプーを選ぶときに気を付けたいことをおさらいします。
- 少し面倒でも正しい使い方を続けられるか
- あまり安すぎる商品(~1,500円程)は成分表示をしっかり確認すること
- 試供品や無料のサンプル品が無いか探してみよう
- 楽天・Amazonの口コミ・レビューをみてみよう
正しい使い方についてはこちらに詳細を簡単にご紹介していますので、ご興味があればご覧になってください。
特に男性は脂性肌の方が多いので、男性は参考に目を通しておいていただければと思います。
ノンシリコンのウーマシャンプーの正しい使い方として紹介していますが、他のアミノ酸シャンプーと同じです。
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