髪の毛は年齢と共に劣化してくるもの。

このページを読まれているあなたもこんな悩みを持っているのではないでしょうか?
髪の毛の悩みはとてもデリケート。初めて髪の毛の変化に気が付いた時は『ついに来たか…』って思ってしまいますよね。
職場で年上の方や通勤で年配の方の髪を見ていると、『将来はこうなってしまうのかなぁ』なんて考えてしまうもの。

しかし芸能人は年齢を重ねていてもプルプルのツヤで、ハリ・コシがある髪を持っている方が多いと思いませんか?
もちろんプロのスタイリストさんが最高峰のヘアケアをされているからというのもあります。
しかし日々しっかりと髪の毛を作る栄養の摂取とダメージを抑えるケアをすることで、髪の毛に元気を取り戻すことができます。

- 髪にハリ・コシ・ボリュームがなくなる原因
- 今生えている髪の毛にハリ・コシ・ボリュームを与えるには?
- これから生える髪を強くするには?
髪にハリ・コシ・ボリュームがなくなる原因
30代になると急にやってくる髪の毛の不調。
今までと変わらない生活をしているのに、なぜか感じる髪の毛の劣化。
なぜ髪の毛はだんだんと劣化してくるのでしょうか?

エイジング(老化)で毛周期が短くなって髪が十分に成長しない
エイジングによる髪の毛の劣化は避けられないと言われています。
髪の毛は『毛周期』と呼ばれるサイクルを繰り返して、長い年月ずっと髪の毛を保ち続けています。(毛周期:髪の毛が生成され成長し、やがて抜け毛となって次の髪が生えてくるサイクルのこと)
この毛周期と呼ばれているサイクルの『成長期』と呼ばれる時期に、髪の毛が太くしっかりと成長していきます。
しかしエイジングやホルモンバランスの変化で成長期が短くなることがあります。

また髪の毛を作るのはたんぱく質(アミノ酸)をはじめとする栄養素と水分ですが、しっかり太い健康な髪を作るには、栄養をたっぷりと含んだ血液と、はスムーズな血液の流れが必要です。
血液の流れが悪いと十分な栄養を運べず、細くてハリ・コシのない髪の毛になってしまいます。
髪の毛のダメージでハリコシがなくなる
髪の毛は様々な原因でダメージを受けてしまいます。
その中でもありがちな髪の毛のダメージは4つあります。
髪の毛のダメージ4大要因
- 摩擦によってキューティクルが剥がれてしまう
- ドライヤーやアイロンの高温による髪の毛の損傷
- 紫外線によるキューティクルの損傷
- パーマ剤・カラー剤等の薬品による髪の毛の損傷
キューティクルが剥がれたり髪の内部に損傷を受けると、髪の毛がパサついたり、ハリ・コシが弱い髪の毛になってしまいます。
いずれのダメージも普段の生活リズムをあまり変えずに対策ができると思います。

栄養が不足して髪の毛がしっかり育たない

髪の毛のハリコシの低下の原因で、栄養不足や栄養の偏りが関係することがあります。
髪の毛と頭皮の関係は『野菜と土』に例えられます。
野菜は栄養と水分がしっかりと含まれた土壌でないとみずみずしくてしっかりとした野菜が育たないように、髪の毛にも栄養をたっぷり含んださらさらな血液が必要です。
頭皮の乾燥で髪の毛の水分が不足している
頭皮が常に乾燥している方は、ハリコシが少なくなりがちです。

髪の毛は普段は12%ほどの水分を持っていますが、この水分が多くても少なくてもハリ・コシが弱くなってしまいます。
また血行が悪くなっていることが原因で頭皮が乾燥していることもあります。
血行が悪いと髪の毛に栄養を十分に運べないことでハリ・コシの低下を招きます。
ホルモンバランスの低下で毛周期が乱れる(髪がしっかり育たない)
ホルモンバランスが崩れると髪のハリ・コシが低下することがあります。
特に卵巣で分泌される『エストロゲン』という女性ホルモンは髪の毛の成長を活性化する働きがありますが、エイジングと共に卵巣機能が低下しエストロゲンも減少します。

男性の場合は、男性ホルモンの『ジヒドロテストステロン』とうい男性ホルモンが影響して発症するAGA(男性型脱毛症)という症状があります。
AGAはほとんどが遺伝が原因といわれていて、AGAが発症すると進行を止めることはできず、薄毛やハゲ・細毛に繋がります。
また出産や無理な食事制限によるダイエットでもホルモンバランスは崩れます。

ダイエットによって乱れたホルモンバランスも時間の経過で落ち着きますが、髪だけでなく体全体に影響がでるので、食事制限の無理なダイエットは控える方がよいでしょう。
自分に合わない頭皮ケアでべたついた髪になっている
間違ったヘアケアでありがちなのは、シャンプーで皮脂を落とし切れていないことで、皮脂が髪の毛に移ってしまい一時的にハリコシが低下することです。
逆にシャンプーで皮脂を落とし過ぎると、体の防衛反応で皮脂を過剰に分泌してしまうこともあります。
シャンプーをする際は、皮脂を洗い流し過ぎず、残し過ぎずを心がける必要があります。

湿度が高いことで髪の毛の結合が破壊される
湿度が高いと髪の毛のハリ・コシがなくなってしまい、しなっとした髪の毛になってしまいます。
しかしこのしなっとした髪はエイジングやダメージによるものではありません。
髪の毛は内部で『シスチン結合・塩結合・ペプチド結合・水素結合』という4種類の分子の結合でできていて、しっかりとハリのある髪の毛が作られています。
その4種類の結合の1つの『水素結合』は水分で切れてしまう弱い結合です。

普段はハリのある髪の毛が水にぬれることで糸みたいにふにゃふにゃになるのは水素結合が切れてしまっているためです。
また寝ぐせは水で濡らしてドライヤーで乾かすと戻るのは、水素結合を一度水で切断して、髪を伸ばして再結合させているためです。
水素結合は髪の毛が乾燥すると再結合するので、もとのハリがある髪の毛に戻ります。
ハリ・コシ・ボリュームを取り戻すために抑えておきたい3つのポイント
髪は死んでいる細胞なので、髪が勝手にハリ・コシ・ボリュームを取り戻すことはありません。

ハリ・コシ・ボリュームを取り戻すための3つのポイント
- 今生えている髪の毛をヘアケアで修復する
- これからは生えてくる髪を太く元気にする
- できるだけダメージ与えない
ここからはこの3点についてお話します。
今生えている髪の毛にハリ・コシ・ボリュームを与えるには?
髪の毛は死んでいる細胞の集まり。今は生えている髪は勝手に修復されないので、シャンプーやトリートメントで髪の毛をケアしてあげる必要があります。
しかし1度のヘアケアで十分に修復はされないので、毎日しっかりとヘアケアをして、少しずつ修復する意識で臨むのがベストです。
それでも生えたての髪のようなしっかりとした髪に戻すことはできません。

ここからは『今は得ている髪にハリ・コシ・ボリュームを与える』手段についてお話します。
髪の毛の修復成分が配合されているシャンプー・トリートメントを使う
今は髪の毛のハリ・コシ・ボリュームアップ成分が含まれているシャンプーがたくさん販売されています。

Amazonや楽天の口コミを見てみるとその商品の売れ行きや、どんな商品なのかがわかることも多いですが、それでも候補がいくつかあって選べないことがあると思います。
そんなときは成分表示を見て、効果がありそうな成分が多く含まれているか見て選ぶ方法もあります。
髪の毛にハリ・コシ・ボリュームアップに効果がある、よく使用されている有効な成分のご紹介します。
髪のハリ・コシ・ボリュームアップに効果がある成分
- ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
- ラウロイル加水分解シルクNa
- ココイル加水分解コラーゲンK
- ヘマチン
- 加水分解ケラチン(羽毛ケラチン)
- 加水分解コラーゲン
- 加水分解シルク
- 加水分解キチン
これらの成分がたくさん含まれているシャンプーは髪のハリコシをアップさせる可能性がある良いシャンプーと言ってよいです。
しかしシャンプーの成分配合量は表示の義務がないため、有効な成分が少量しか含まれておらず効果が得られないシャンプーに遭遇することもあります。
また髪の毛は100人いれば100種類の髪の質があるので、良いシャンプーでもあなたの髪に合わないこともあります。
さらにシャンプーは1回使っただけでは効果がすぐに感じることができない商品がほとんどです。
実際にシャンプーを使いながらあなたに合ったシャンプーをじっくりと探す必要があります。
ウーマシャンプーは1ヶ月使って効果を感じることができない場合、返金してくれる制度があります。

ノンシリコンのシャンプー・コンディショナーを使う(ボリュームアップ)
髪にボリュームを出すためにはノンシリコンシャンプーを使うのがおすすめです。
シャンプーにシリコンが入ると、髪にシリコンが吸着してどうしても髪が重たくなるのでボリュームが落ちてしまいます。
ノンシリコンシャンプーはナチュラルにふわっとした髪に仕上がりますが、シリコンシャンプーで仕上げた豪が見栄えがよくなることもあります。

洗浄力が強すぎない成分のシャンプーを使う
どんなシャンプーにも汚れや皮脂を洗い流すために、泡立ちのよい界面活性剤が使用されています。

その中でも注意したいのが、洗浄力が強すぎるシャンプー。
洗浄力が強いシャンプーは髪の毛にダメージを与えてしまうだけでなく、皮脂を必要以上に取り除いてしまい、頭皮環境を悪化させることもあります。
ハリ・コシ・ボリュームアップをさせるためには、頭皮環境を健康にすることが大切なので、洗浄力がマイルドなアミノ酸系界面活性剤をメインに使用しているシャンプーで程よく皮脂を残してあげる必要があります。
アミノ酸系のシャンプーも種類がたくさんありますので、『髪の毛のハリコシに効果がある』という観点でアミノ酸系シャンプーを選ぶポイントをお話します。
髪のハリコシに効果があるアミノ酸系シャンプーの特徴
- 界面活性剤のほとんどがアミノ酸系界面活性剤
- ノンシリコンであること
- 300mlで値段が2000円以上するもの
アミノ酸系シャンプーをウリにしているシャンプーでも、実はメインの洗浄成分で洗浄力が強いものを使っていることがあります。
これではアミノ酸シャンプーをウリにしていても、結局洗浄力が強いので頭皮に良いシャンプーとは言えません。

洗浄力が強い界面活性剤とマイルドな界面活性剤の例はこちらです。
洗浄力が強い界面活性剤 | 洗浄力が控えめな界面活性剤 |
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判断の仕方は、シャンプーの成分表示の上部に洗浄力が強い界面活性剤表記がなく、洗浄力がマイルドな界面活性剤が表示されていること。
メインは洗浄力が控え目な成分を使用して、『洗浄力の調整』や『水分と脂分を混ぜるため』などで洗浄力が強い成分をあえて配合している良いシャンプーもあります。
洗浄力が強い成分表記があるからこのシャンプーは除外!というように判断してしまうと、良いシャンプーを見逃してしまうこともあります。
洗浄力がマイルドな界面活性剤は比較的高額なので、300mlで2000円以上といったように、値段もある程度良いシャンプーの目安にするのもありだと思います。
ボリュームアップシャンプーを使う
ボリュームアップシャンプーのポイントは『頭皮環境の正常化』『髪の毛をボリュームアップ成分でコーティングする』『髪へのボリュームアップ成分の浸透』です。
Amazonや楽天でもボリュームアップシャンプーはたくさん販売されていますので、ご興味がある方はチェックしてみるとよいと思います。
当サイトではボリュームアップシャンプーはウーマシャンプーをオススメしています。

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髪の毛や頭皮を乾燥させないようにする
水分を含んだ木が折れにくく、スカスカ乾燥したな木はバリっと折れるのと同じで、乾燥した髪の毛はもろくなっていてダメージを受けやすくなります。

しかし乾燥肌体質の方は、頭皮の乾燥の改善はすぐにできるものではないです。
実際にすぐにできる乾燥対策をご紹介します。
すぐにできる乾燥対策
- 寝室やリビングの湿度を50~60%に維持する
- ヘアオイルを塗って髪を乾燥から守る
- 必要以上にドライヤーをかけすぎない
- 通気性が控えめな防止をかぶる

『これから生える髪を強くする』『髪にダメージを与えない』が大切
髪の毛のハリ・コシ・ボリュームアップで最も大事なことは、『これから生えてくる髪を太くてしっかりした髪にする』ことと『髪にダメージを与えない』こと。
ボリュームアップシャンプーを使うと少しはボリュームをつけることができますが、髪の毛自身が太くなったわけではないので、やはり力強さは少し弱いと感じると方もいらっしゃいます。
是非髪の毛自身を太くする対策を実践するのがオススメです。

栄養をしっかりと摂り、血行を促進させる生活習慣と食習慣を意識する
しっかりとした髪の毛を作るためには、しっかりとした栄養摂取と血行促進が必須です。
どちらが欠けても多少はしっかりとした髪を作ることはできても、十分なハリ・コシ・ボリュームが出る髪は育ちません。

しっかりとした髪を作るために効果が高い食品をご紹介します。
髪に良い栄養と食品
栄養素・目的 | 豊富に含まれる食品 |
ケラチン(たんぱく質) | 大豆食品、肉、マグロ、青魚等 |
亜鉛(ミネラル) | 魚介系(特に牡蠣)、カツオ、青魚、豚肉、牛肉等 |
ビタミンA | 乳製品、レバー、ウナギ等 |
ビタミンB群 | 豚肉、ナッツ、柑橘系フルーツ、レバー等 |
血行の改善 | タマネギ、納豆(ナットウキナーゼ)、梅干し(クエン酸)青魚(DHA、EPA)等 |
栄養は偏り過ぎても吸収されないので、こちらの食品以外の野菜や魚なども含めてバランスよく栄養を摂取しましょう。
生活習慣はこちらの4点を意識してみましょう。
生活習慣で気を付けたいこと
- 暴飲暴食は控える
- タバコは控えめにする
- 睡眠時間は6~8時間を規則正しい時間にとる
- リビングや寝室は乾燥しないようにする
毎日完璧な生活を送ることは難しいかもしれませんが、週に5日でも健康的な規則正しい生活を送るようにしてみましょう。
頭皮を健康に保って発毛に負担をかけないようにする
皮脂やシリコンは頭皮に詰まって髪の毛の発毛に負担をかけることもあります。
また頭皮は体の他の場所に比べて皮脂が多くなりがちで、汗などで雑菌が繁殖しても日中にケアすることが難しい場所。
頭皮環境をリセットできるタイミングは、基本的には夜の入浴のタイミングのみです。
入浴時は丁寧なシャンプーとヘアドライをして、頭皮環境を健やかにキープすることを意識してみると良いです。
シャンプーの使い方・ヘアドライの仕方については、ご興味があればこちらの記事をご覧になってみて下さい。
U-ma(ウーマ)シャンプープレミアムは『ハリ・コシ・ボリューム』をアップするためのシャンプー。マミ本当にアップするのなら是非とも使ってみたいですよね。ただ、世の中のシャンプーって、育毛だとかフケが治る、かゆみが[…]

まとめ
今回は髪の毛のハリ・コシ・ボリュームが落ちてしまう原因と取り戻す方法についてお話しました。
こんなことで本当に髪の毛のハリ・コシ・ボリュームが戻るの!?って思われる対策ばかりと感じられるかもしれませんが、しっかりと継続すれば髪質は変化してくると思います。
