20代以降になってふと『髪の毛の分け目が薄くなっている…』と感じたことはありませんか!?

髪の毛が薄毛になる理由は男性と女性では原因が異なることが多く、考えられる原因がいくつかあります。
この記事では特に分け目に薄毛を感じがちな女性の薄毛について、根本的な原因と対策方法についてお話します。
- 分け目だけが薄毛になっている可能性について
- 髪の毛が細毛化してしまっている可能性ついて
- びまん性脱毛で薄毛になっている可能性ついて
- 分け目のハゲを目立たなくする方法ついて
分け目だけが薄毛になっている可能性
分け目が薄くなっていると感じる理由は大きく分けて3種類あります。
1つ目は『分け目の部分の髪の毛だけが薄くなっている』という可能性です。
このケースで考えられる原因は1つで『牽引(けんいん)性脱毛』です。

牽引性脱毛が心配される行動
- 髪の毛を強めに引っ張って分け目を作っている
- ヘアアイロンで髪の毛を強く引っ張っている
- 分け目を作りながらドライヤーをしている
- 分け目のアホ毛を抜いてしまっている
髪の毛を引っ張るのは髪の毛の全体であり得ますが、特に分け目を引っ張りがちになって髪の毛が抜けてしまうことがあります。
男性より髪の毛の長い女性にありがちな脱毛症で、女性の方がより目立ちます。
他の原因と違って、日々の行動を意識することだけで改善することができます。

髪の毛が細毛化してしまっている可能性
分け目が薄くなっていると感じる理由に、髪の毛が細毛化しているという可能性があります。

髪の毛を作る栄養(たんぱく質・アミノ酸・亜鉛)の不足
髪の毛は細くてハリ・コシがある性質のものですが、髪は肌と同じで主成分はたんぱく質やアミノ酸で作られています。
そして亜鉛は髪の毛を構成するケラチンたんぱく質を作るのに必要な栄養素で、一緒に摂取すると良いと言われています。
同じたんぱく質からできている皮膚と比べるとわかるように、髪の毛はしっかりとした繊維でできています。
しっかりとした髪を作るためには、しっかりとしたたんぱく質・アミノ酸・亜鉛が必要です。
現代に若薄毛が増えてきてしまっている原因に、『食生活の欧米化や外食化による栄養が偏り』が上げられます。

血行が悪くなって栄養が運ばれていない
髪の毛はしっかりとした栄養(たんぱく質・アミノ酸・亜鉛等)を運ぶ健康的な血液が必要と言われています。

野菜はしっかりとした栄養を含んだ土壌と水分でシャキシャキの元気な野菜が育ちます。
髪の毛も同じでしっかりとした栄養が必要で、栄養を運ぶためには流れのよい健康な血液が必要です。
ここでも栄養不足と同様に、『食生活の欧米化と外食化』によって、ドロドロ血が血行を悪くし、細毛に繋がっています。
頭皮のエイジング・AGA(男性型脱毛症)
髪の毛は毛母細胞と言われる細胞が細胞分裂することによって作られます。
細胞は年齢を重ねると活動が劣化していくので、髪の毛の生成も年齢を重ねて劣化してきます。

AGAは発症すると治療が難しい症状で、髪の毛が生えて成長して抜けるサイクル(毛周期)を早め、髪が成長しきる前に抜けてしまうという症状です。
頭皮のエイジングやAGAの対策は難しいので、物理的な対策(帽子やかつら)が必要になると思います。
びまん性脱毛で全体が薄毛になっている可能性
女性における分け目の薄毛原因で、最も多いと思われるのが『びまん性脱毛』です。

ホルモンバランスの乱れ(ダイエット・睡眠不足・加齢・閉経・バセドウ病等)
ホルモンバランスの乱れは脱毛の原因になることがわかっています。
過度のストレスや睡眠不足はホルモンバランスが乱れ、びまん性脱毛を発症することがあります。
またバセドウ病は甲状腺ホルモンの異常によるものなので、脱毛症を併発してしまうことがわかっています。

過度のダイエットが原因の脱毛
過度な食事制限のダイエットは、ホルモンバランスを乱して毛周期が短くなってしまう上に、栄養不足によって髪質も低下させてしまいます。
頭髪は栄養状態に意外にも敏感なので、ダイエットによって脱毛を感じた場合は直ちに食事制限を止めることをおすすめします。
また食事制限は、拒食症や制限後に反動で過食症になることも珍しくありません。

出産後の脱毛症
女性の場合は出産後に髪の毛が一気に抜けてしまう症状が出ることがあります。

女性は妊娠し、出産の直前になってくると、女性ホルモンである『エストロゲン』の分泌が増えます。
エストロゲンの分泌が増えると、本来抜ける時期に差し掛かっている髪の毛が延命されて抜ける時期が遅くなります。
しかし出産が完了するととも次第ににエストロゲンの分泌はもとに戻ってしまうため、延命された髪の毛が出産後に一気に抜けてしまうといものです。
脱毛が顕著になる時期は出産後2~5ヶ月目。

完全に正常な毛周期にもどるまでの期間は人によって差がありますが、長くても1年ほどと言われています。
経口避妊薬(ピル)の服用を止めた際の脱毛
経口避妊薬は『排卵を抑制・受精卵を着床しにくい状況を作る』という薬品で、人工的に妊娠状態と同じ状況を作ります。
妊娠状態と同じ状況を作るので、服用中は髪の毛が抜けにくい状況になっています。
なので、経口避妊薬の服用を止めると、抜けるはずの時期に抜けなかった髪の毛が一斉に抜けることで脱毛されます。

分け目ハゲを目立たなくする方法(牽引性性脱毛編)
髪の毛を引っ張る力で抜けてしまう脱毛については、髪の毛の引く力を与えないことが重要です。

実際に牽引性脱毛を抑えるためには、髪の毛を引っ張る可能性があるポイントを知っておく必要があります。
分け目ハゲを目立たなくするには以下を意識してみましょう。
分け目ハゲを目立たなくするには
- 髪の毛の分け目を定期的に変える
- 髪の毛を束ねたりまとめたりする際に、あまり強く髪の毛を引っ張らない
- ヘアアイロンであまり強く髪を引っ張らない
- 無理なブラッシングをしない
- ブロッキングで髪を引っ張りすぎない
最もありがちなのは『無理なブラッシング』による抜け毛です。

ブラッシングは、髪の根本から掛けると途中で髪の毛が絡まってしまい、髪先近くになると力を入れないと解けなくなりますよね。
この髪先を無理に解く力で抜け毛を招いてしまいます。
ブラッシングは『ステップワイズブラッシング』という方法が良いと言われています。
これは髪の毛を根元からでなく、『①髪先のブラッシング⇒②真ん中から下へブラッシング⇒③根元から下へブラッシング』という順でブラッシングをすることで、かみのもつれを少なくする方法です。

ステップワイズブラッシングのやり方

分け目ハゲを目立たなくする方法(びまん性脱毛編)
細毛化やびまん性脱毛による薄毛は、短期間での改善が難しいので長期スパンで改善をする必要があります。
正確な原因を特定することもなかなか難しいので、以下ご紹介する対策でを実施してみると良いです。
1つずつご紹介します。
女性に効果がある育毛剤を使う
育毛剤は一般的に効果が無いと言われがちですが、使用することで薄毛の改善がみられることもあれば、薄毛の進行を遅らせることもあります。
育毛剤が薄毛に効果が無いと言われているのは、薄毛になっていくスピードが速く、その進行が抑えられないことが多いからと言えます。

育毛剤は男性用のものが一般的には多いですが、男性と女性では薄毛になる原因が違うと言われているので、女性は女性用の育毛剤を選びましょう。
とはいうものの育毛剤は何を選べばよいのかがわからない!という方も多いと思いますので、売上ナンバー1の育毛剤『チャップアップ』をご紹介します。
こちらは男女兼用の育毛剤で、楽天での育毛剤売上1位、満足度も99%と実績の豊富なので、育毛剤としてとてもオススメの商品です。
正しくシャンプーを使ってしっかりとしたヘアケアを
びまん性脱毛はホルモンバランスや加齢が原因になっていることが多いですが、使用しているシャンプーや髪の毛の洗い方も少なからず関連があります。
シャンプーの選び方と髪の毛の洗い方のポイントをご紹介します。
シャンプーの選び方
- 皮脂を落とし過ぎず残し過ぎないシャンプーを選ぶ
- 髪にハリ・コシ・ボリュームを与えるシャンプーを選ぶ
- 頭皮に栄養を与えるシャンプーを選ぶ
シャンプーの選び方で重要なことは、皮脂を落とし過ぎず残し過ぎないものを選ぶこと。
皮脂を残し過ぎると皮脂が酸化し、臭いや脂漏性皮膚炎・かぶれの原因になります。
脂漏性皮膚炎やかぶれは髪の抜け毛に繋がります。

女性の頭皮は乾燥肌の方が多い傾向にありますが、脂性肌にも乾燥肌にもオススメできるシャンプーが『アミノ酸系シャンプー』です。
このサイトでは、私が長く使用してる『ウーマシャンプー』をオススメしています。
ウーマシャンプーはアミノ酸系のシャンプーで、髪の毛のハリコシ・ボリュームをアップさせる人気のシャンプー。
ご興味がある方はこちらの記事もご覧になってみて下さい。
薄毛やボリュームダウン自分にしかわからない深刻な悩みの1つ。あなたも症状を食い止めるためにあらゆる対策をされてきたり、調べられたりされているのではないでしょうか?髪に異常を感じる前から対策をしっかりしておけばよかった...な[…]
アミノ酸系のシャンプーは、洗浄力が一般的な安価なシャンプーより弱めですが、これが皮脂の洗い流しすぎを防止します。
またシャンプー前の予洗いをすることで、皮脂の残りすぎを予防することもできるので、アミノ酸系シャンプーは髪の毛の洗い方が重要になります。
アミノ酸シャンプーを使った髪の洗い方
- 入浴前に髪の毛をブラッシングする
- 洗髪前の予洗いを2分前後する
- シャンプーは頭皮に付ける前に泡立てから使う
- 頭皮をマッサージするように洗う
- すすぎは十分にシャンプーが落ちるまでしっかりと行う
洗い方のポイントは『予洗い』です。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力がマイルドなので、整髪料が付いている髪や、皮脂でオイリーになってしまった髪の皮脂や汚れを一度に落とすことができません。
シャンプー前に予洗いをして余分な整髪料や皮脂を落としておくことで、1度のシャンプーで程よく皮脂を洗い流すことができます。
予洗いにもシャンプーを混ぜる方もいますが、皮脂を落とし過ぎてしまうので、できればお湯だけでしっかりと予洗いするのが理想です。
またマッサージをしながら洗うことで、頭皮の血行を促進して髪の毛の生成を活性化させることができます。
短い時間のマッサージなので、激的な効果があるわけではありませんが、毎日することで効果を期待できます。

食生活を見直してみよう
太くてしっかりしたハリ・コシ・ボリュームのある髪の毛を作るのは『栄養』であることは前章でもお話しましたが、ここからは栄養を摂取する際のポイントをご紹介します。
栄養を摂取する際のポイント
- 髪に必要な栄養は必ず摂取する
- その他栄養素をバランスよく摂取する
- 暴飲暴食はひかえめにする
- 不定期な食事時間や寝る前の食事は避ける
がむしゃらにたんぱく質やアミノ酸、亜鉛、ビタミン等を重点的に取っていても、体に栄養が吸収されないので、カルシウムなどの他の栄養を含めてバランスよく摂取するようにしましょう。
具体的にどんな食材が良いのかをご紹介します。
栄養素・目的 | 豊富に含まれる食品 |
ケラチン(たんぱく質) | 大豆食品、肉、マグロ、青魚等 |
亜鉛(ミネラル) | 魚介系(特に牡蠣)、カツオ、青魚、豚肉、牛肉等 |
ビタミンA | 乳製品、レバー、ウナギ等 |
ビタミンB群 | 豚肉、ナッツ、柑橘系フルーツ、レバー等 |
血行の改善 | タマネギ、納豆(ナットウキナーゼ)、梅干し(クエン酸)青魚(DHA、EPA)等 |
生活習慣を見直してみる
生活習慣の乱れは体に悪影響を与えることはもちろんですが、髪の毛を始め肌にも影響が出ると言われています。
睡眠一つとっても、脳が働かなくなったり体がだるくなったりしますよね。
睡眠については22~26時については、成長ホルモンやメラトニンの分泌が増える『肌のゴールデンタイム』とも言われていますが、髪の毛にも良いと言われています。
この時間に睡眠をとるようにすることで髪の毛の生成の活性化が期待できます。
またタバコは体内入ってくるニコチンなどの有害物質の攻撃のために『活性酸素』が生成されます。
活性酸素を撃退するための抗酸化作用があるビタミンCを消費し、老化の原因になります。

まとめ
今回は女性が髪の毛の分け目に感じる薄毛の原因と対策方法・予防方法についてお話しました。
加齢によるびまん性脱毛症は予防してすぐに何とかなるものではないかもしれませんが、日々の意識や生活習慣・食習慣が薄毛に影響していることがあります。
普段から薄毛になりにくい対策を意識していることで、薄毛の予防や現在の薄毛の改善をすることができると思います。
